太陽光の家の電気料金プラン比較|東京電力エリアで夜が安いのは
この記事にはプロモーション(広告)が含まれます。詳しくは広告・PRについてをご覧ください。
結論
- 太陽光のある家は、昼の電気を自分で賄えるので、買う電気は夜と朝に寄ります。夜の単価が安い時間帯別プランが合いやすいです。
- 東京電力のスマートライフSは、夜(午前1時から6時)27.86円、昼35.76円で、差は7.90円です(2026年10月時点、税込)。11月1日から単価が少し上がります。
- 蓄電池がある家は、夜に買う量が減るぶん、基本料金の差が効いてきます。単価だけでなく基本料金まで足して比べてください。
この記事を書いた人
神奈川県在住、共働き・子ども3人の二世帯住宅で、太陽光発電と蓄電池を載せて暮らしています。
この記事では、東京電力エリアで時間帯によって単価が変わるプランを、各社の公式の料金表で比べました。東京電力が2026年11月1日に実施する単価の見直しも、公表資料で確認しています。うちの電気代の実績は、別の記事でまとめる予定です。
太陽光の家で、プラン選びの考え方が変わる理由
太陽光がない家は、昼も夜も電気を買います。太陽光がある家は、晴れた日の昼はほとんど買わず、買うのは夕方から朝にかけてです。蓄電池があれば、夕方から夜の分も一部まかなえます。
つまり「昼の単価が高くても、夜が安いプラン」の方が合いやすくなります。逆に、在宅で昼にエアコンを長く使う家や、冬に発電が少ない家では、昼の単価も無視できません。
時間帯別プランの単価を比べた(東京電力エリア)
2026年10月時点の公式料金表の値です。いずれも税込、燃料費調整額と再エネ賦課金は含みません。
| プラン | 基本料金 | 昼の単価 | 夜の単価 |
|---|---|---|---|
| 東京電力 スマートライフS | 10Aにつき311.75円 | 35.76円(6時から翌1時) | 27.86円(1時から6時) |
| 東京電力 夜トク8 | 1kWにつき255.69円 | 42.60円(7時から23時) | 31.64円(23時から7時) |
| オクトパスエナジー オール電化オクトパス | 1kWにつき1日10.25円 | 24.31円(6時から翌1時) | 17.71円(1時から6時) |
| 参考:東京電力 スタンダードS | 10Aにつき311.75円 | 120kWhまで29.80円、300kWhまで36.40円、超過40.49円 | 同じ |
スマートライフSとオール電化オクトパスは、エコキュートなど夜間蓄熱式の機器を使っていることが条件です。オクトパスは料金表の適用開始が2026年7月1日の版です。
もう一つの選択肢として、Looopでんきの「スマートタイムONE」は、30分ごとの卸電力市場の価格に連動する料金です。東京電力エリアは基本料金がなく、市場価格に損失率と消費税を反映した電源料金に、サービス料金7.0円/kWh(税込)が足されます。市場が安い時間に蓄電池へ充電するような使い方と相性がいい一方、市場が高騰すると電気代も上がります。
2026年11月1日からの東京電力の見直し
東京電力エナジーパートナーは、関東エリアの自由料金の単価を11月1日から見直します。
| プラン・項目 | 10月まで | 11月から |
|---|---|---|
| スマートライフS 昼 | 35.76円 | 35.81円 |
| スマートライフS 夜 | 27.86円 | 27.91円 |
| 夜トク8 基本料金(1kW) | 255.69円 | 377.36円 |
| スタンダードS 基本料金(10A) | 311.75円 | 392.06円 |
電力量の単価は1kWhあたり5銭の上げですが、基本料金は大きく上がるプランがあります。「くらし上手S」は「電化プラスS」に名前と料金体系が変わり、基本料金が10Aにつき506.06円、電力量は一律30.63円になります。表にないプランも同様に変わるとされているので、自分のプランは料金表で確かめてください。
買う電気が夜に寄る家の目安額
単価の差がどれくらい効くか、条件を決めて計算しました。
- 月の買電量200kWh、そのうち60%(120kWh)が夜の時間帯
- 契約は60A、または6kW
- 10月時点の単価(電化プラスSのみ11月からの単価)。燃料費調整額・再エネ賦課金・国の値引きは含めない
| プラン | 電力量料金 | 基本料金 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| スマートライフS | 6,204円 | 1,871円 | 8,075円 |
| スタンダードS | 6,488円 | 1,871円 | 8,359円 |
| 夜トク8 | 7,205円 | 1,534円 | 8,739円 |
| 電化プラスS(11月から) | 6,126円 | 3,036円 | 9,162円 |
| オール電化オクトパス | 4,070円 | 1,845円(30日) | 5,915円 |
この条件では、東京電力の中ではスマートライフSが一番安くなりました。オール電化オクトパスは単価が低く見えますが、燃料費調整の仕組みが東京電力と同じとは限らないので、請求額の実例や燃料費調整単価まで確認してから比べる必要があります。
実際の請求には、再エネ賦課金(2026年5月分から2027年4月分は4.18円/kWh)と燃料費調整額が加わります。2026年10月分は、国の支援で低圧1kWhあたり3.50円が差し引かれています。
蓄電池との相性
- 夜が安いプラン+蓄電池:昼の余剰を蓄電池に貯めて夕方から夜に使い、足りない分を安い夜の単価で買う形になります。夜の単価が安いプランは、蓄電池の「節約できる額」は小さくなる点に注意が必要です。
- 一律単価のプラン+蓄電池:夜も高いので、蓄電池で夜の買電を減らした効果が大きく出ます。
- 市場連動プラン+蓄電池:安い時間に充電、高い時間に放電する制御ができれば効果が出ます。ただ、手動では難しく、制御に対応した機器やサービスが前提です。
どれが得かは、蓄電池の容量と家の使い方で変わります。蓄電池を入れたときの節約額は蓄電池の実質負担額シミュレーターで試算できます。
正直なデメリット
- 夜間蓄熱式の機器がないと選べない:スマートライフSやオール電化オクトパスは、エコキュートなどがあることが条件です。
- 昼の単価は高い:在宅勤務や雨の日が続くと、昼の買電が増えて割高になります。冬の発電が少ない月は特に注意が必要です。
- 基本料金の上げが大きい:11月からの見直しでは、電力量より基本料金の上げ幅が大きいプランがあります。契約アンペアを下げられないか見直す価値があります。
- 市場連動は読めない:スマートタイムONEは、市場価格が高い日が続くと電気代が跳ね上がります。
次の一歩
- 検針票で、契約アンペアと月の買電量を確認する
- スマートメーターのデータ(東京電力の会員サイトなど)で、夜の時間帯に買っている割合を見る
- 卒FITが近いなら、売電先とセットで考える(卒FIT後の売電先の比較)