ポータブル電源と家庭用蓄電池を比較|停電対策ならどっち?

比較 公開 2026年10月11日 ・ 情報確認日 2026年10月11日

この記事にはプロモーション(広告)が含まれます。詳しくは広告・PRについてをご覧ください。

結論

  • 停電の数時間から1日を、スマホ・照明・冷蔵庫などでしのぐなら、1kWhから2kWh級のポータブル電源で足りる場合があります。価格は公式ストアの通常価格で10万円から20万円ほどです。
  • 家まるごとや複数日の停電に備えるなら家庭用蓄電池です。神奈川県の共同購入では7.4kWhで約153万円で、1kWhあたりはポータブル電源の約2倍でした。
  • 太陽光がある家は、蓄電池なら停電中も昼に充電でき、ふだんの電気代にも使えます。太陽光がない家は、まずポータブル電源から考えるのが現実的です。

この記事を書いた人

神奈川県在住、共働き・子ども3人の二世帯住宅で、太陽光発電と蓄電池を載せて暮らしています。

この記事では、ポータブル電源のメーカーの公式カタログ・公式ストアと、神奈川県が公表した蓄電池の共同購入価格を調べて、停電対策としての違いを比べました。ここで挙げたポータブル電源を使ったレビューではありません。

ひと目でわかる違い

比べる点ポータブル電源家庭用蓄電池
容量の目安1kWhから2kWh級が中心数kWhから10kWh前後(共同購入の例は7.4kWh)
置き方持ち運べる。使う場所に置く屋外や屋内に固定。工事が必要
停電時本体のコンセントにつないだ家電だけ使える家の配線に電気が流れる(範囲は製品による)
充電コンセント、別売りのソーラーパネル太陽光の余り、夜間の電気
ふだんの電気代ほぼ変わらない太陽光と組めば下げられる
補助金今回調べた神奈川の補助では対象外市町村の補助の対象になることがある

容量・出力・価格を比べた

2026年10月11日時点の公式の数字です。ポータブル電源の価格は公式ストアの通常価格の表示で、セール価格は時期で大きく変わります。

製品容量定格出力価格
Anker Solix C10001,056Wh1,500W公式で要確認
Jackery ポータブル電源 1000 New1,070Wh1,500W119,800円
Jackery ポータブル電源 2000 New2,048Wh2,200W199,800円
家庭用蓄電池(神奈川県の共同購入)7,400Wh製品による1,527,502円

Anker Solix C1000は、リン酸鉄リチウムイオン電池で、充放電サイクルは約3,000回以上、重さは約12.9kgです。コンセントと家電の間につないでおくと、停電時に20ミリ秒以内でバッテリー給電に切り替わる機能があります。ただし瞬間的に電気が途切れるため、医療機器などには使わないよう案内されています。

1kWhあたりの価格で比べる

容量が違うものを比べやすくするため、価格を容量で割りました。

製品1kWhあたりの価格
Jackery 1000 New(通常価格)約11.2万円
Jackery 2000 New(通常価格)約9.8万円
家庭用蓄電池(共同購入の落札価格)約20.6万円

家庭用蓄電池は1kWhあたりで約2倍です。ただし、蓄電池は工事・配線込みの「家の設備」で、太陽光と組めば毎日の電気代にも使えます。ポータブル電源は停電時とアウトドアだけの道具です。単純に安い方を選ぶのではなく、何に使うかで比べる必要があります。

なお、共同購入の価格は「市場価格2,158,403円」に対して29.23%安い落札価格です。ふつうに見積もりを取ると、1kWhあたりはもっと高くなることがあります。

停電時にできること

何時間使えるかの考え方

使える時間のおおよその目安は「容量(Wh)÷ 使う家電の消費電力(W)」です。実際は変換のロスがあるので、これより短くなります。

容量100Wの家電500Wの家電
1,000Wh級10時間弱2時間弱
2,000Wh級20時間弱4時間弱
7,400Wh70時間台15時間弱

家電の消費電力は、本体のラベルや取扱説明書で確認してください。電子レンジやドライヤーのように消費電力が大きい家電は、定格出力を超えると使えません。

ポータブル電源でできること

家庭用蓄電池でできること

向いている人

こんな家なら選ぶもの
太陽光がない。停電対策は1日程度でいいポータブル電源
賃貸、または工事をしたくないポータブル電源
キャンプや車中泊でも使いたいポータブル電源
太陽光があり、卒FITが近い家庭用蓄電池
在宅で医療機器を使うなど、長い停電が困る家庭用蓄電池(機器の対応はメーカーに確認)
二世帯などで家族が多く、使う電気が多い家庭用蓄電池

正直なデメリット

次の一歩

  1. 停電時にどうしても動かしたい家電を書き出し、消費電力を合計する
  2. 合計と使いたい時間から、必要な容量(Wh)を出す
  3. 1から2kWhで足りるならポータブル電源、それを大きく超えるなら家庭用蓄電池を検討する

家庭用蓄電池の補助金は神奈川の蓄電池補助金2026にまとめています。防犯面の備えは共働き家庭の防犯カメラ・ホームセキュリティ比較もどうぞ。

出典