太陽光は何年で元が取れる?回収年数の計算機(2026年度FIT対応)

ツール 公開 2026年10月11日 ・ 情報確認日 2026年10月11日

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結論

  • 国の試算のモデル(5kW、1kWあたり27.8万円、設備利用率15.8%)に2026年度のFIT単価を当てはめると、10年目で設置費139万円を回収する計算です。
  • 2026年度のFITは「最初の4年24円、5年目から10年目8.3円」の階段型で、前半に回収が進みます。
  • 回収年数を一番動かすのは、設置費と発電量です。見積額と、業者が出す年間発電量の予測を入れて確かめてください。

この記事を書いた人

神奈川県在住、共働き・子ども3人の二世帯住宅で、太陽光発電と蓄電池を載せて暮らしています。

この計算機は、太陽光の見積もりを受け取ったときに「何年で元が取れるか」を自分で確かめられるように作りました。初期値は、資源エネルギー庁の発電コストの試算に使われたモデル値と、2026年度の買取価格です。うちの発電量の実績は、別の記事でまとめる予定です。

太陽光の回収年数計算機

太陽光の回収年数計算機

設置費の合計(補助金を引いた額)-

1年目の得(自家消費+売電−維持費)-

元が取れる年(目安)-

20年間の損得(目安)-

年数累計の得設置費との差

結果はすべて目安です。パネルの劣化、パワコンの交換費用、電気料金の改定、天候の年ごとの差は入れていません。

使い方

  1. 容量・設置費:見積書の容量(kW)と、総額を容量で割った1kWあたりの価格を入れます。
  2. 補助金:太陽光に使える補助があれば足して入れます。
  3. 年間発電量:業者の見積もりにある「年間予想発電量」を容量で割った値に置き換えるのがおすすめです。
  4. 自家消費率:発電した電気のうち、家で使う割合です。昼に家に人がいるほど上がります。
  5. 買う電気の単価・売電単価:今の契約と、FITの認定を受ける年度の単価に合わせます。
  6. 維持費:点検費などを1kWあたりの年額で入れます。

初期値の根拠

項目初期値根拠
容量5kW発電コスト検証WGの住宅用太陽光のモデル規模
設置費27.8万円/kW同モデルの資本費(設備費19.9万円+工事費等7.9万円)
年間発電量1,384kWh/kW同モデルの設備利用率15.8%×8,760時間
売電単価24円→8.3円→8.5円2026年度の住宅用FIT(1から4年目24円、5から10年目8.3円)と、東京電力の卒FIT買取8.5円
買う電気の単価40.58円/kWh東京電力スタンダードSの36.40円+再エネ賦課金4.18円
維持費3,000円/kW/年同モデルの運転維持費0.30万円/kW/年

設備利用率15.8%は、2022年に設置された10kW未満のFIT案件の中央値です。屋根の向きや影、地域で発電量は変わるので、神奈川の自宅の値は見積もりの予測で置き換えてください。

自家消費率30%は、計算のための仮の数字です。共働きで昼に誰もいない家は、これより低くなることがあります。

計算の中身

毎年の得を、次の式で出して積み上げています。

累計の得が「設置費−補助金」を超えた年を、元が取れる年としています。

結果の読み方

初期値だと、1年目の得は約18万5千円です。FITの24円が効く4年間で約74万円が戻り、5年目からは1年あたり約11万円に下がります。10年目で累計が設置費を超え、20年では設置費を差し引いて約111万円の得になる計算です。

条件を変えたときの違いです。

変えた条件元が取れる年20年の損得
初期値のまま10年目約111万円の得
自家消費率を50%に8年目約192万円の得
年間発電量を1,200kWh/kWに13年目約74万円の得
設置費を35万円/kWに14年目約75万円の得
買う電気の単価を30円に13年目約67万円の得

自家消費率を上げると効くのは、買う電気(約40円)の方が、5年目以降の売電(8.3円)よりずっと高いからです。昼に洗濯機や食洗機を回す、エコキュートの沸き上げを昼にするなど、使い方で回収が早まります。

計算の限界

正直なデメリット

次の一歩

  1. 太陽光の見積もりを2社以上から取り、容量・総額・年間予想発電量を確認する
  2. この計算機に入れて、元が取れる年を比べる
  3. 卒FIT後の使い方も考えるなら、卒FIT後「売る vs 貯める」計算機と卒FIT後の売電先の比較へ

蓄電池も同時に入れる場合の補助は神奈川の蓄電池補助金2026にまとめています。

出典

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